スポーツ診療

スポーツ医療は特別な医療ではなくその言葉が独り歩きせずに向き合うことが大切と考えます

一般診療の臨床例が多数あるがゆえのスポーツ診療につながります

院長のスポーツとの関わりは自身の長年の選手生活から始まり、その後、多くの選手育成に指導者として携わってきました。そして医療現場での業務は30年を超す経験の中で、加えてプロスポーツの現場にも携わっています。そこで必要な医療は、『スポーツ』を看板としないで一般医療の経験がより重要であると考えます。


『スポーツ医療』という言葉を耳にしますが、その専門性を高めるには、先ずは、医療本来の総合的な経験と知識が必要だと考えて取り組んでいます。そのため、単にスポーツ選手を多く診るだけ、有名選手を診たことがる、そして、スポーツ現場だけを経験していても本来の医療としては不十分かもしれません。

生死を分けるような医療現場の最前線で活躍される専門医の先生方は、その確実な医療知識とオペ現場での豊富な臨床経験のもと患者さんにとって最善の医療を提供していきます。そのため、スポーツで負傷した選手に対しても、身体から心まで寄り添って診て下さいます。そのような医療を多くの方々が受けれることがとても好ましく、スポーツ医療を提供する側の主張が強すぎたり独り歩きすることなく、「患者さん優位」の現場として広がることを願っています。

当院では、症状に応じて専門医の先生と提携し指導のもと、より確かな医療を患者様に提供することを心がけています。

スポーツの現場では、選手たちはおおむね肉体も精神も鍛え抜かれた元気な方々であり、スポーツ愛好家の方々においても健康の基盤があってスポーツを楽しまれて活躍しているため、スポーツ関係者の方々の診療はとても前向きな部分があります。しかし、医療の現場では、その多くがスポーツと関係なく一般の方々が身体を患い、そして心も弱りかけていることがとても多く、そのようなときに患者様に寄り添えることが医療人に最も大切なことと考えています。スポーツ医療が特殊なものではなく、日常生活に密着して子供から高齢の方々、そして多くの症状に直面して、心の通った医療に携わることが、すべての医療の礎だと考えています

スポーツ医療に携わるということは、スポーツ現場の方々だけではなく、みなさんの生活に密着した医療の提供が出来た上で、さらにスポーツ現場での選手の立場を理解した上でスポーツの特徴や動き方、そして練習方法など多くの情報と経験のもと対応することが望ましく思います。その中には最前線のプロ選手、また子供の体操教室などのように状況は多岐にわたります。そこで多くの患者様の症状に対応可能とするには、やはり一般の医療の確かな技術が必要です。このように医療には専門性はありますが、その一つだけに偏らず患者様優位の医療の提供を当院では心がけています。

当院ではトップ選手だけを診るというような偏りをなくし、大地に根をしっかりと張って医療に取り組むことを礎として、それに加えて長年の経験としてスポーツ現場の方々の身体を診ることが可能になってくるのだと思っています。

院長は当院を開業する前には病院などの各種の専門医療現場に携わりました。そこでは『生きる』ことの意味に直面することもあります。現在まで、多くの方々に出会い、患者様から学ばせて頂くこともたくさんあります。訪問医療では、患者様のお家に入れさせて頂くことで病院や治療院に居ては見えてこない切実な医療の現場がそこにはあることを体験しました。壮絶な介護現場では院内の椅子に座っての診療では見えてこない現状があります。また、時には高齢の方から人生の教えを頂くこともあります。そのご家族様からは、悩みや健康への不安を相談されます。そして、個人で開業することでその医療への責任は大きく、専門医の先生方にもご指導を賜ることで患者様が安心の医療を受けれます。そして数えきれない方々と出会うことで、我々も人間形成の中、真摯に医療に向き合い今日まで進んで来れました。感謝の想いです。

このような医療としての多くの経験に加えて、世界中のスポーツ現場で経験したこと、選手に寄り添って取り組んできたこと、選手の目線でコミュニケーションをとることが重要なこと、指導者として先ずは選手優先で心の通った指導の中で進むことの重要性を体感していくことで、シビアなスポーツ現場で戦う選手にも寄り添うことが出来ます。または学生達のスポーツ現場では、けがから復帰して部活の試合に出たいというような子供たちの夢にも応援できるサポートをしていきたいと考えています。そのような医療をすすめるためには、一方通行の指導やサポートではなく心の通じ合ったコミュニケーションが大切であり、スポーツ医療として身体と心に寄り添ったサポートをすることが大切だと考えて進んで参ります。

引き続き、患者様優先の医療を目指して安心・安全の医療をあらゆる角度から心がけて参ります。



◆各種施術の中から症状に応じて適切なものを選択していきます。患者様の通院スケジュール、スポーツ環境などを丁寧にお聞きして話し合いながら症状の改善やスポーツ現場への復帰を目指していきます。

◆治療のステップとして

①痛みの除去

②負傷部位の組織の回復

③リハビリとしての運動療法

④競技レベルに向けてのトレーニング

⑤競技フィールドへの順次の復帰

以上の内容を当院では計画的に進めていきます。

◆③、④の内容は、ご希望に応じてオリジナルプログラムを作成して実施していきます。

メニュー作成、マンツーマンでのパーソナルトレーニングなどを実施します。

◆ご希望に応じて、競技現場でのフィジカルサポートやトレーニング指導、そして遠征帯同なども行なっています。

◆プロ選手や学校での部活動の子供など、その状況に応じてコーチや先生方への報告などコミュニケーションを取れる体制がございます。

◆スポーツ競技の動画などをお持ちの場合は拝見させていただくことで、『バランスの崩れ』『無駄な動き』『パワーの無駄遣い』など本人には気が付きにくい『身体の軸』『動きの連動性』などを解析して、負傷原因などの解明に努めます。さらに今後の予防から現場復帰に向けてサポート体制を構築していきます。

◆お子様の治療に際には、ご家族様への詳しい説明を行ない不安の解消に努めます。継続通院の際に、お子様が一人で通院した場合にはご希望に応じてメールやSNSで報告も可能です。

当院では、ケガの治療やケガ予防などのお身体のメンテナンス・ケア、さらにはインソール作製やトレーニングなどで多数のスポーツ関連の方々がいらっしゃいます。

地域に密着した医療のご提供を目指しています中で、加えて日本国内の遠方から飛行機や新幹線での通院や、ホテルに長期滞在されての通院、また、英語対応が可能ですので海外からも多くの方々が通院されています。日本国内に在住の外国の方も安心して通院されています。当院から徒歩すぐに成田・羽田空港へのリムジンバス乗り場がございますので空港から直接ご来院しやすくなっています。これまでには、欧米諸国、アジア圏からも来院してくださいます。また、海外留学中の選手たちも帰国の度に通院されています。

皆様がそれぞれの想いの中でご足労下さいますことに感謝して、そして真摯に対応させていただいてます。高度の検査や医療が必要な場合は早急な手配をお願いして日本に滞在中、もしくは東京に滞在中に可能な限りの対応を心がけています。

スポーツは世界共通のツールです。その活動のためには範囲は限定することなくより良いものを求めるのがスポーツ選手のこだわりであり、そのご希望にお応えできるように準備することが我々医療人の務めと心しています。